LI〇Eにて
<〇日〇〇時〇〇駅集合
<なんですかいきなり
<〇〇駅集合
<それはわかりました
そこで何するんですか
<美術館ヘ行く
君もそこで勉強したまえ
<美術館かぁ
久しく行ってないですね
<そうだろう
〇〇駅で待っている
<わかりました
────────────
「どうも」
「遅かったな」
「先輩、いつにも増して暖かそ…って、えええ!なんでサンダルなんですか!今冬ですよ!?何考えてんですか!」
「靴下は嫌いだ」
「だからってサンダルで来るぅ?普通。寒くないんですか?」
「寒い。」
「寒いんじゃねーかっ!」
「靴下、持ってるか?」
「いや、予備の靴下なんて誰が用意してると…あ、あった」
「貸してくれ」
「…え〜、どうしよっかな…。」
5分くらい後輩の粘りは続いた。
ガタガタ
「ほんと、靴下貸して、くれ…」
「え〜…」
「後輩、先輩が、死にかけてるんだぞ、」
「…分かりました、はい、どうぞ」
「ありがと…?!なんだ、この靴下…?!」
「え?キャラ物の靴下ですけど。」
「キャラ物?」
「ドラ○もんのやつです」
「ドラえ○ん…」
履いてみる
「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒゴッ!!!ゴホッ!ゴホッオエェェェー!!!」
「…。」
「ださーーーっ!やばい、お腹、よじれそう」
「美術館…。」
「…はい?」
「美術館、行くの辞める。」
「えええーっ、ここまで来たのに?」
「恥ずかしい…。」
「ぷふ…。こほん、ま、誰も先輩の靴下なんて、、見て、、無いですよ…ぷぷ」
その後先輩は渋々美術館に行ったが、数人の人に笑われた(と思ってるだけ)らしい。