シャープマーカーの改造モデル。射程を犠牲に大幅な火力アップを施された。
ラッパのようなその形は、接近戦のみを生業とするインファイターの証。
概要
必要ランク | 9 |
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サブ | カーリングボム |
スペシャル | ウルトラハンコ |
必要ポイント | 180p |
ブキ重量 | 最軽 |
マッチング区分 | 短距離シューター |
関連 | 精密 | 拡散 |
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オリジナル | シャープマーカー | ボールドマーカー |
マイナーチェンジ | シャープマーカーネオ | ボールドマーカーネオ |
ブキチ
メインウェポンの ボールドマーカーは、
射出口のパイを大きくすることで 飛距離を
ぎせいにし、近接戦に 特化したものでし
インファイトなら こわいものなし!
さらに、離れた相手のふところに カーリングボムで
飛び込む 技ありな一面も かね備えるでし!
ウルトラハンコでの正面突破も 強力でしから
仲間の進路を 切り開くのが得意な
使い手に かわいがって欲しいでし!
【長所】
連射力、攻撃力が高く、「瞬間ダメージ、DPS(継続火力)が共に優秀」な珍しいブキ。
塗り幅が広く、塗り性能も高い。一発一発の塗り面積が大きく、また精度が低くて弾が適度にバラけるので塗り被りが起きにくく、何も考えず撃つだけで眼の前や周辺を一瞬で塗れる。
射程距離内に捉えれば、高いDPSのお陰で一瞬で敵を倒すことができる。
イカダッシュ速度、キル速度、塗り速度が高く、理論上全ブキ中最高の機動性を誇る。
またノヴァブラスター、カーボンローラーなどの他の軽量ブキよりも「イカダッシュ速度の加速」が速い。これはボールドマーカーのみの特性。イカダッシュの最高速は同じ。
イカ速の速さ、周辺の塗り性能の高さが相まって、侵攻速度が非常に速く、裏取りや奇襲が得意。
火力、機動力、塗り力の総合性能の高さに加え、相手の都合上射程の短さが問題とならないサーモンランでは最強ブキの一角。今作で強化されたザコシャケの処理はもちろん、コウモリやテッキュウといった硬い面々を自慢の高DPSで倒しつつ、軽やかな塗りと機動力で場を整えよう。
【短所】
射程と射撃精度は全ブキ中最低レベル。
ただでさえ射程が短いのに精度も低いことから実用的な射程は更に短く、相手に確実に当てるならほぼ完全に密着して射撃することが必要。よって実射程はゼロに近い。
相手が近ければ近い程相手が動いた際のズレも大きくなる為、実際に要求されるエイム力はかなり高い。
初弾補正を利用すれば確定数の少なさも相俟ってある程度の距離でも戦えるようになるが、それにはシャープマーカー以上に繊細なエイムが必要になる。
射程が短いため、お互いが相手を認識している状態の正面切っての戦闘、つまり対面での撃ち合いにはめっぽう弱い。機動力の高さと高い火力を活用した、敵陣に切り込んでの不意打ちによる暗殺というハイリスクハイリターンな戦法が基本スタイルになる。
【まとめ】
ボールドマーカーは連射力、攻撃力、機動力等、様々な長所がある。だが射程と精度において大きな欠点を持っており、非常に接近しないと前述の長所を十分に活かすことができない。
良くも悪くもハッキリした性能をしているため、イカに相手に強みを押し付け、イカに自身の弱みを晒さないかを考えた立ち回りが必要となる。
地上射撃での最初の一発は1/2の確率で照準の中心4%に収まるようガンマ補正の形で弾が集中する仕様。
低確率で大きく逸れた弾が出るが、それ以外は実質スパッタリーのスライド射撃と同程度の精度を発揮できる。
それ以降は一発につき2%ずつその範囲が拡大し、85F(19発目)で最大の40%になる。
非射撃時は1Fに-1%ずつ狭まっていき、最大36F経過で4%に戻る。
つまり、ボールドの機動力を活かす「こまめにイカ移動を挟む」という動きでは常に高精度で射撃できる。
低精度シューターとしては確定数も少ない為、ブレやすくなる前に敵を仕留めやすいのもポイント。
但し空中射撃で拡散角度が16°に広がっている間は常に精度が40%となるので注意しよう。
サブ・スペシャル
カーリングボム
##【特徴】##
地面を一直線に塗りながら滑り、時間経過で爆発するボム。ダメージは下の表を参照。
Rボタン長押しで爆発までの時間短縮と、爆風の拡大が可能。
壁に当たると反射する。
直撃|爆風|轢
--|--
180|30|20
【基本】
カーリングボムを追い掛けるようにイカダッシュする事で、ステージを高速で移動できる。
反射による特殊な動きを駆使すれば壁越しにも牽制、索敵ができる。
【応用】
敵に接近した時にあらかじめカーリングで逃げ道をふさいでおくなど自分のキルを助ける使い方もできる。
遠爆風でも30ダメージ与えることができ、その場合残りメイン2発で倒せる。
ウルトラハンコ ウルトラハンコ
巨大なハンコで相手を叩き潰すスペシャル。
地面を殴りつつ突進したり、空中で回転斬りを繰り出したり、ハンコを投げ飛ばしたり、と多彩な技を駆使してあらゆる相手を薙ぎ倒そう。
メインのトップクラスの塗り性能と180Pという少ないポイントにより、ほかのハンコ武器を大きく上回る回転率を誇る。
攻撃性能としては前方へのリーチが短いのが欠点であるが、そもそもメインの射程が短く、戦闘の際はハンコの有効射程内で戦うことが多いので、他のハンコ持ちと比べるとあまり気にならない。回転率の高さとメインの機動力の高さから積極的に発動して積極的に倒しに行くという使い方がしやすい。
しかしあらゆる手段で返り討ちにされやすいこのスペシャルでは、勢い任せに突っ込んでも倒すことはできないと心得ておくこと。
確1の瞬発力に頼るもよし、グレートバリアやキューインキなどを叩き潰すもよし、敵の注意を引きつけてあぶり出すもよし…と使い方は多岐に渡るが、肝心なのは適切なタイミングで適切なターゲットに切り込むことにある。
一方でハンコ投げは射程・攻撃判定共に優秀で、サブでは届かない長距離や高台の相手への唯一の対抗手段となる。長射程ブキを担ぐプレイヤーが多い中では、ハンコ投げを主力として使うことが多いだろう。スペシャルの回転率が凄まじいので、1回きりの必殺技とはいえもったいぶらずに遠慮なく投げつけよう。
特にスピナー系相手にはこれ頼みになりがちなのでしっかり狙って当てるべし。
当初は数々の不具合によって振りの直撃がまともに当たらずボールド本体の方が強いんじゃないかというレベルで機能不全に陥っていたが、Ver.1.2.0で修正されて前作ボルシチ時代のパワーを取り戻した。
キューインキに吸い込まれる都合からかハンコ投げがボム判定になっており、トリプルトルネードや敵ウルトラハンコ打ち付けには消されてしまうのでうっかり投げつけないように。
攻めと守り両方の場面で役立つ。イカ速57積みなら敵インク上でも通常系ブキのイカダッシュ並の速度で移動可能で、必須のテクニックである。
雷神ステップの向き不向き
動作そのものは他のブキでも可能な物(連射力が高いもの)があるが、
・軽量ブキなのでイカダッシュ速度が速い
・連射力が高く射いうつのにかける時間が短い
・射撃後イカになるまでの時間が4フレーム短い
・イカ状態からの射撃にかかる時間が2フレーム短い
・1発で塗れる面積が非常に広い
・イカダッシュ加速度が速く短時間で最高速に達する
とボールドマーカーには好条件が多数あるため最も簡単に、最も高速に行える。
キルの仕方
1.敵の背後からの奇襲
ボールドマーカーはその特性上、敵の横、後ろ、上から急速接近しさっとキルすることが得意。ただし、相手も音を聞いているので敵を倒すのに時間をかけると、敵に迎撃の時間を与えてしまう。相手の場所を正確に見極めてから接近し、3発きっちり当てきることが重要。また、高台から狙う場合は精度により当たらないことがあるので、一旦地面に着地してから射つか、ハンコで強襲するのがよい。
2.雷神ステップの使用
雷神ステップは対面でも敵の攻撃を避けるのに役立つ。雷神ステップでは様々な方向へ移動できるが、その移動方向の一例をここに記す。相手のブキや状況によって使い分けよう。
接近に特化した雷神ステップ。
【使い方】
ブラスターやチャージャー、リールガンなどの連射速度が遅く追いエイムが苦手な相手に有効。
【注意点】
敵インク上を動くことが多いためスリップダメージを受けやすく、ステップ中に攻撃できない。
敵の射程ギリギリを移動するのが最も安全で効果的。相手のインク切れやヘイト稼ぎを狙う時に使う。
【使い方】
相手がインク切れを起こしたらすかさずカーリングで接近しキルしよう。マニューバーやシェルターなどインク切れを起こしやすい相手に有効。
【注意点】
長期戦になるため、他の敵に攻撃される危険がある。
半径は自分の射程と同じになるくらい。避けやすく、攻撃もできる雷神ステップ。
【使い方】
ヒト状態になったとき敵がこちらにエイムを合わせていなければ一発インクを当て、じわじわとダメージを与えていく特殊な戦いができる。ほとんどの敵に有効。
【注意点】
かなり大きく動くので周囲が少なくとも半分くらいは自インクで塗られていないと難しい。
3.攻撃中でも不利を察したらすぐ逃げる
多対1が苦手なので敵から逃げる場面が多い。だが逃げるといっても自陣だけでなく、このブキの場合敵陣に逃げることも選択肢に入れなければならない。敵陣に逃げるといっても、死を覚悟し敵に突っ込んでいく訳ではない。雷神ステップで敵陣の長射程をキルするなど、ボールドマーカーは敵陣でも活躍できる。その場合敵の前線ブキが長射程に近い場所におらず、キルを邪魔する者が確実にいないことを確認する必要がある。もしそのような状況でなければ素直にスーパージャンプで逃げたほうが良い。