課題
ケルビンシリーズは「スライド2確」という特長がある反面、ピーキーな特性から運用が難しく、使いこなすことが困難なブキ筆頭と言えます。当初は射程端の減衰の大きさを緩和するためにメイン性能UPを積もうと考えていたのですが、それ以上に課題となったのはインク効率の悪さに由来する継戦能力の低さでした。
単発 | 装弾数 | スライド | |
---|---|---|---|
スパッタリ | 0.750% | 133 | 5.000% |
マニュ | 0.800% | 125 | 9.000% |
クアッド | 0.800% | 125 | 3.000% |
デュアル | 1.200% | 83 | 5.000% |
ケルビン | 1.600% | 62 | 8.000% |
インク消費60%のシールドを投げてスライド絡めたら15発も撃てません。本ビルドではこの問題をクリアし、高火力を効果的に運用する下地を作ることを課題とします。
検討
■ インク効率の改善
シールド投擲とスライド2回使用時の残段数を表にまとめます。継戦能力が2倍となる組み合わせに下線を引きましたが、ギアパワーが39を超えるものは除外しています。
サブ効率0 | 0.2(6) | 1.1(13) | 1.4(22) | 2.2(26) | |
---|---|---|---|---|---|
メイン効率0 | 15.0 | 17.4 | 20.0 | 22.8 | 23.8 |
0.2(6) | 17.3 | 20.0 | 22.8 | 25.8 | 27.0 |
1.1(13) | 20.2 | 23.2 | 26.2 | 29.6 | 30.9 |
1.4(22) | 24.1 | 27.5 | 31.0 | 34.8 | 36.2 |
2.2(26) | 25.9 | 29.4 | 33.1 | 37.1 | 38.6 |
2.3(29) | 27.2 | 30.9 | 34.7 | 38.8 | 40.4 |
有効な組み合わせは「メイン効率2.3とサブ効率0.2(35GP)」「メイン効率1.4とサブ効率1.1(35GP)」「メイン効率2.2とサブ効率1.1(39GP)」「メイン効率1.1とサブ効率2.2(39GP)」の4通りとなりました。ただし、試合中はシールドを使わない局面の方がはるかに多く、サブ効率UPは少なければ少ないほど汎用性が高くなります。よって本ビルドでは「メイン効率2.3とサブ効率0.2(35GP)」をケルデコの継戦能力を2倍に高める最適解と結論することとします。
まとめ
- メイン効率2.3 ~ インク消費量を30%カット。継戦能力を2倍とします。
- サブ効率0.2 ~ たまに投げる程度ならこれで我慢。
- イカ速1.1 ~ 中量級武器にストレスない機動力を。
- スぺ強0.2 ~ スフィア・ジェッパのお供に
- 余剰0.1
雑感
というビルドになりましたが、メイン効率はこんなにいらないと思います(笑) インク切れを起こすのはブキの使い方が悪い。マニュやスパッタリと同じような立ち回りではダメなんですよ。プライムの時もそうでしたが、今後、使い慣れていくことでインク消費30%カットを20%、10%と減らしていくことが可能と思います。試合を重ねていくことで中の人が上手になっていく。そこがスプラトゥーンの面白いところだと思うのです。